夜一のメモ帳

夜一のメモ帳のようなブログ

わたしの自立

昨年まで、私はフランス留学をしていました。

フランス留学と言っても、中学生の頃からフランスに憧れていて、フランスで生活をすること自体が目的だったので、一番行きやすい語学留学で渡仏しました。

行こうと決断したきっかけは婚約で、「結婚したらやりたいことが制限される」と思い、丁度遠距離恋愛だったのもあり、結婚前にフランス行きを決意しました。

費用を貯めるために期間を決めてしまうと、貯めるまでダラダラしてしまうのが予想されたため、出発の時期を先に決めて、その時点で貯まった費用で期間を決めて行きました。

結局、婚約は破棄になってしまいましたが、そのおかげで伸び伸びとフランス生活を送れたと思います。

 

しかし、全くフランス語を話せない状態で出発したのもあり、私のフランス生活は決して楽しいものではありませんでした。

振り返ってみても、人に恵まれたのもあって何事もなんとかなり、海外での洗礼的なものも受けませんでしたが、それでも大変だった思い出のほうが、楽しかった思い出より多かったです。

そんな私がフランス留学で学んだことは、時間の使い方と感情のコントロールの仕方、そして夢を実現させる勇気です。

 

①時間の使い方

学校は昼の12時に終わり、それ以外は特別な予定がない限り、自由な毎日でした。

そのため、時間を無駄にしないためには、自分でプライベートな時間をしっかり管理しないといけませんでした。

その時に取り入れたのが、バレットジャーナルです。

お昼からずっとフリーでいられるため、やれることはいっぱいありました。だから、やることリストを毎日作成でき、習慣化させたいことも管理しやすいバレットジャーナルが一番向いていると思ったのです。

そのおかげで、日本にいる時から作ってみたかったレシピやノートにまとめたかった調べ事などを、サクサクと片付けて行くことができました。

しかし、日本に帰ってきた今では、学校に通いながら仕事をしているため、やりたいことをやる時間がほとんどありません。そのため、帰国してからも継続してやりたいことリストの入った手帳を作成しましたが、やることを書く暇もないために毎日空白が続いています。

来年からまた生活が変わるので、その時はまたバレットジャーナルをフル活用しようと思っております。

 

②感情のコントロールの仕方

留学中はホームステイをしていました。ステイ先のマダムにはフランス語を話せない私に代わって、手続き等の大変と言われていたことを色々とやってもらい、かなり助けてもらいました。

しかし、他人と生活するのが苦手なのか、他にも様々な理由があったのかはわかりませんが、私のストレスはどんどん溜まっていきました。

そんな中、留学前の仕事の上司にストレスを溜めない秘訣を聞きました。そのアドバイスを参考にして、私はイライラした時は【全て自分のせいにする】ようにしました。

感情的になって、自分の気持ちを相手にぶつける前に、自分のせいじゃないかもしれないけど、ミスを防ぐために自分はどうしていればミスが起こらなかったのかとか、誰かを傷付けたり怒らせたりした時、自分は何をしていれば、どんな言い方をしていれば良かったのか、ということを考えるようにしています。

また、自分の気持ちを整理するために、自分を納得させるために、自分の考えをノートに書き出しています。

頭でいくら考えても、自分のことでも中々理解できないことや、考えがまとまらないことはよくあります。しかし、文字にすることによって、自分での理解が一気に深まるのです。

 

③夢を実現させる勇気

子供の頃から夢が沢山ありました。フランスに行くというのも、子供の頃からの夢の一つでした。しかし、そんな沢山の夢を持っていた子供の頃の私は、口先だけだと思われてきました。

もちろん、努力しても叶わない夢はあります。実際、私は高校の時に目指していた職業とは違う仕事をしています。しかし、それはその仕事が自分に合うか合わないかの問題で、実際に目指してみた結果です。

 

私はやりたいことや行きたい場所は全て手帳にメモして、やることリストに書いています。

イエローナイフでオーロラを見ることや、テカポ湖で世界一と言われている星空を見ること、イラストレーターとして絵の仕事をもらうこと、バンド・デシネをフランスで出版することなど、子供にとっては夢のようなことでも、渡仏する夢を叶えた私にとっては、夢ではなくて人生のやることなのです。

 

この経験のおかげで私は目標を話しても笑われることはなくなり、自分の生き方に自信を持つことができ、目標を達成させる筋道を立てるのが上手くなりました。

以上が、私が今までの人生で一番自立できたと思えた経験です。